無慈悲(読み)むじひ

精選版 日本国語大辞典 「無慈悲」の意味・読み・例文・類語

む‐じひ【無慈悲】

〘名〙 (形動) 慈悲心のないこと。あわれみやなさけをかける心がないこと。おもいやりのないこと。また、そのさま。
浮世草子傾城歌三味線(1732)五「無慈悲(ムジヒ)な人畜同然の新右門といふ親父と、一家の結(むすび)をしてゐるがいやさに」

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デジタル大辞泉 「無慈悲」の意味・読み・例文・類語

む‐じひ【無慈悲】

[名・形動]思いやりの心がないこと。あわれみの心がないこと。また、そのさま。「無慈悲な(の)仕打ち」
[類語]冷たい冷ややか冷淡薄情不人情非人情無情非情冷酷冷血酷薄クール心無い血も涙も無い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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