沢内盆地(読み)さわうちぼんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沢内盆地」の意味・わかりやすい解説

沢内盆地
さわうちぼんち

岩手県西部,奥羽山脈真昼山地東麓の南北約 30kmの細長い構造盆地。西和賀町のほぼ中央に広がり,和賀川が中央部を流れる。「沢内三千石お米の出どこ」と沢内甚句にうたわれたように,寛延3 (1750) 年の産米 2710石という記録があり,盛岡藩隠田として重要視された。冬季積雪量が 3mに及ぶこともある豪雪地帯米作のほか,花卉園芸,酪農も行なわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む