沢菊(読み)サワギク

デジタル大辞泉 「沢菊」の意味・読み・例文・類語

さわ‐ぎく〔さは‐〕【沢菊】

キク科越年草深山の林内に自生。高さ60~90センチ。全体に柔らかく、においがある。葉は羽状に深い切れ込みをもつ。夏、黄色い頭状花を多数つける。ぼろぎく。

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精選版 日本国語大辞典 「沢菊」の意味・読み・例文・類語

さわ‐ぎくさは‥【沢菊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キク科の一年草。各地の深山林中に生える。茎は直立して高さ三〇~九〇センチメートル。葉は有柄で互生、長さ五~一四センチメートルの長楕円形で羽状に深裂し、各裂片の縁にあらい鋸歯(きょし)がある。初夏、茎の上部直径約一センチメートルの黄色の頭花を密につける。ぼろぎく。
    1. [初出の実例]「口伝有ぞと白玉椿、八千秋を祝ひこめ、野ぎくさはぎくさしまぜて」(出典:浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)真の立花)
  3. 植物さわおぐるま(沢小車)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「沢菊」の解説

沢菊 (サワギク)

学名Senecio nikoensis
植物。キク科の越年草

沢菊 (サワギク)

植物。キク科の多年草,薬用植物。サワオグルマ別称

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