日本歴史地名大系 「河口浅間神社」の解説
河口浅間神社
かわぐちせんげんじんじや
河口集落のほぼ中央に鎮座する。
当社については「甲斐国志」をはじめとする諸書が、「三代実録」貞観七年(八六五)一二月九日条に、勅により甲斐国八代郡に建立され、官社に列したとある「浅間明神祠」に比定する。「甲斐国志」は河口の地が古くは八代郡に属したとして、鎮座の地を「郡家以南」とする「三代実録」の記事に符合することを根拠の第一とする。浅間明神建立の契機となった、前年貞観六年の富士山の噴火による溶岩の流れは、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報