河野法善(読み)コウノ ホウゼン

20世紀日本人名事典 「河野法善」の解説

河野 法善
コウノ ホウゼン

明治・大正期の僧侶 時宗管長;遊行寺64世。



生年
安政2年10月(1855年)

没年
大正12(1923)年1月9日

出生地
京都府

旧姓(旧名)
荒木

経歴
慶応2年(1866年)生地の京都で時宗金光寺の僧・他阿尊覚について出家し、西部学寮で学ぶ。明治7年教導試補となり教務院勤務ののち、8年兵庫真光寺の学林研鑽、18年下総善照寺に入り、間もなく本山(相州遊行寺)執事に転じ、32年時宗会議を興して宗門の向上を図る。44年管長となり、神奈川県藤沢の清浄光寺(遊行寺)64世を継ぎ、他阿尊昭と称した。大僧正

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河野法善」の解説

河野法善 こうの-ほうぜん

1855-1923 明治-大正時代の僧。
安政2年10月生まれ。時宗。生地の京都で金光寺の他阿尊覚(たあ-そんかく)について出家,西部学寮でまなぶ。教務院勤務ののち,本山執事などを歴任。明治44年管長となり,神奈川県藤沢の清浄光(しょうじょうこう)寺(遊行(ゆぎょう)寺)64世をつぎ,他阿尊昭と称した。大正12年1月9日死去。69歳。俗姓は荒木。号は不染

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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