デジタル大辞泉 「治乱」の意味・読み・例文・類語 ち‐らん【治乱】 世の中が治まることと乱れること。「治乱興廃」「弓馬の家にうまれたからは―の首尾をうかがって天下に旗をあげ」〈谷崎・盲目物語〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「治乱」の意味・読み・例文・類語 ち‐らん【治乱】 〘 名詞 〙 ( 「ぢらん」とも。「ち」は「治」の漢音、「ぢ」は呉音 )① 世の中の治まることと乱れること。[初出の実例]「治乱在吾不在敵」(出典:性霊集‐三(835頃)贈伴按察平章事赴陸府詩)「尚も天下の安危、国の治乱(ヂラン)を問んとする処に」(出典:太平記(14C後)二七)[その他の文献]〔書経‐説命中〕② ( 「乱」に重きをおいて ) 乱れること。[初出の実例]「はじめて源氏のしゃうを給はり、くにぐにのちらんをしづめ給ふが」(出典:御伽草子・羅生門(室町時代物語大成所収)(室町末)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「治乱」の読み・字形・画数・意味 【治乱】ちらん 治と乱。宋・欧陽脩〔朋党論〕夫(そ)れ興治亂の迹、人君爲(た)る、以て鑒(かんが)みるべし。字通「治」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報