泉徳寺(読み)せんとくじ

日本歴史地名大系 「泉徳寺」の解説

泉徳寺
せんとくじ

[現在地名]大淀町大字今木小字冷水

今木いまきの街村の南にある。竜王山と号し、高野山真言宗。「大和志」に今木寺(現廃寺)として「今木村一名石光寺又名弥勒寺見元亨釈書、今有金福・泉徳二寺」とあり、今木寺の子院であった。寺伝によれば、「日本書紀」雄略天皇即位前紀条にみえる黒彦皇子・眉輪王・円大臣を合葬した「新漢いまきのあやつきもと(槻本)みなみをか」のほとり、天狗森に建立した天狗寺今木寺だといい、「元亨釈書」は伯耆大山だいせん(現鳥取県大山町)の蓮入が寛弘年中(一〇〇四―一二)長谷はせ(奈良県桜井市)に籠居中弥勒像を祀って当地に精舎を建立したと伝える。


泉徳寺
せんとくじ

[現在地名]江南市古知野町本郷

弘誓山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。境内一千一〇一坪。寺伝によれば、文明二年(一四七〇)蓮如の弟子浄信坊、「尾張志」では浄信房の創建

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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