泉石(読み)センセキ

精選版 日本国語大辞典 「泉石」の意味・読み・例文・類語

せん‐せき【泉石】

  1. 〘 名詞 〙 泉と岩石。泉水と庭石。
    1. [初出の実例]「峰巖夏景変、泉石秋光新」(出典:懐風藻(751)扈従吉野宮〈紀男人〉)
    2. 「すべて此山の草木泉石(センセキ)霊ならざるはあらずとなん」(出典:読本・雨月物語(1776)仏法僧)
    3. [その他の文献]〔劉孝綽‐侍宴集賢堂応令詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「泉石」の読み・字形・画数・意味

【泉石】せんせき

山水景色のよいところ。その景をたのしむ。〔唐書、隠逸、田游巌伝〕高宗嵩山(すうざん)に幸し、~親しく其の門に至る。游巖、野して出でて拜す。儀止樸なり。~謂ひて曰く、先生比(このごろ)佳なるや否やと。答へて曰く、臣は謂(いはゆる)泉石膏肓(かうくわう)、霞痼疾(こしつ)なるなりと。

字通「泉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む