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いずみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


いずみ

熊本県中南部,八代市東部を占める旧村域。九州山地の中にある。西流する氷川上流域の下岳 (しもだけ) 村,柿迫 (かきざこ) 村,栗木 (くりぎ) 村の3村と,南流する川辺川上流域の久連子 (くれこ) 村,椎原 (しいばる) 村,樅木 (もみぎ) 村,仁田尾 (にたお) 村,葉木 (はぎ) 村の5村,いわゆる五家荘とが合体し,1954年泉村として成立。 2005年八代市,坂本村,千丁町,町,東陽村の5市町村と合体して八代市となった。山地が広く,茶,ソバ,シイタケを産し,ヤマメを養殖。栴檀轟瀑 (せんだんとどろばく) ,久連子峡などの渓谷美と原生林が有名。平家落人伝説の地として知られ,伝説館や資料館がある。五木五家荘県立自然公園と,一部は九州中央山地国定公園に属する。


いずみ

福島県南東部,いわき市南部にある地区。旧町名。 1954年近隣町村と合体して磐城市となり,66年からいわき市の一部。 JR常磐線泉駅前地区は,都市計画により商店街が形成されている。小名浜の西の玄関口として交通の便に恵まれ,住宅地域となっている。


いずみ
spring

湧泉 (ゆうせん) ともいう。地下水地表に集中的に湧出する天然露頭。湧出口が河川水や湖沼の水でおおわれている場合でも,上記と同様の湧出状況が確認できれば,湧泉とみなされる (例:河底泉,湖底泉) 。集中的に湧出する湧水口が明瞭に認められないが,一定範囲の地域にわたり地下水が地表面に拡散して現出する場合は,泉と区別して表面浸出 surface effluent seepageという。高所に降った雨が地下にしみこみ,透水層中を低所に向って流れ,その帯水層が地表に露水するところで泉となる。

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デジタル大辞泉の解説

いず‐み〔いづ‐〕【泉】

《「出水(いずみ)」の意》地下水が自然に地表にわき出る所。また、そのわき出た水。湧泉(ゆうせん)。 夏》「―への道後(おく)れゆく安けさよ/波郷
物事が出てくるもと。源泉。「希望の」「知識の

いずみ【泉】[仙台市の区]

仙台市北部の区名。住宅地。もと泉市で、昭和63年(1988)仙台市に編入、翌年区となる。

いずみ【泉】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「泉」姓の人物
泉鏡花(いずみきょうか)

いずみ【泉】[横浜市の区]

横浜市の区名。昭和61年(1986)戸塚区から分区。

せん【泉】[漢字項目]

[音]セン(漢) [訓]いずみ
学習漢字]6年
地中からわき出る水。いずみ。「泉水温泉渓泉源泉鉱泉神泉清泉盗泉飛泉噴泉湧泉(ゆうせん・ようせん)
温泉のこと。「泉質塩泉間欠泉単純泉
あの世。「泉下黄泉(こうせん)
穴あき銭。「泉貨刀泉
和泉(いずみ)国。「泉州
[名のり]み・みず・みぞ・もと
[難読]和泉(いずみ)黄泉(よみ)

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百科事典マイペディアの解説

泉【いずみ】

湧泉とも。地表に自然に地下水がわき出る所。地下水の自然の露頭。わき出た水を湧水という。地表からしみこんだ水が透水層,割れ目を流下し,山麓,扇状地末端,崖の中腹,窪地(くぼち)などからわき出る場合が多い。

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デジタル大辞泉プラスの解説

フランスの画家ドミニク・アングルの絵画(1820-56)。原題《La source》。泉の擬人像である女性が水瓶から水を注ぐ姿を描いた作品。新古典主義絵画における裸婦像の傑作の一つとされる。パリ、オルセー美術館所蔵。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

正式社名「泉株式会社」。英文社名「IZUMI-COSMO COMPANY, LIMITED」。建設業。昭和22年(1947)「株式会社泉商会」設立。同38年(1963)現在の社名に変更。本社は大阪市北区中之島。化成品専門商社。映像用スクリーン・テント用膜材・カーシート用原糸などを販売。ほかに集塵機用フィルターなど。

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世界大百科事典 第2版の解説

いずみ【泉】

宮城県中部,仙台市の北西部に位置する旧市。1955年七北田(ななきた)村と根白石(ねのしろいし)村が合体して泉村となり,57年町制,71年市制。88年に仙台市に編入され,89年には泉区となった。西部の泉ヶ岳(1172m)より発する七北田川流域を占める。中・上流域は農山村で,中流以下は水田地帯となり,自然堤防上では市街向けの野菜栽培も盛んである。中心集落の七北田は陸羽街道沿いの旧宿場で街村として発達し,現在でも商店が最も密集している。

いずみ【泉 spring】

地下水が自然に地表へ湧出したもので,湧泉ともいう。湧出形態によって次の三つに分類できる。(1)逬出(へいしゆつ)泉 岩の裂け目や崖からほとばしり出るもので,日本ではこれを走井(はしりい)と称した。山岳地帯に多く,場所によっては瀑布を懸ける。富士山麓白糸の滝が代表。(2)池状泉 釜,,湧壺とも称した。盆状のくぼんだ底から湧出し,水をたたえるもので,富士山麓の山中湖北西にある忍野八海(おしのはつかい)が有名。

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大辞林 第三版の解説

いずみ【泉】

〔出水いずみの意〕
地中から水のわき出てくるところ。また、その水。 [季] 夏。 《 刻々と天日くらき-かな /川端茅舎 》
(比喩的に)物事の現れる源。 「知識の-」

いずみ【泉】

姓氏の一。

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日本の地名がわかる事典の解説

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世界大百科事典内のの言及

【ばね】より

…スプリング,発条ともいう。ばねは〈跳ね〉に由来。力を加えると弾性変形することによってエネルギーを吸収・蓄積し,力を解放すると吸収したエネルギーを放出して元の形に復元する性質をもつものの総称。狭義には上の性質を利用した機械要素をいう。 獲物を捕らえるために若木の幹を使って作ったわなや弓は,人類の最初のばねの利用の一つと考えられている。中世になると,織機,ろくろ,粉ひき機などには,ばねの復元力を利用して戻りの動きを得ようとするくふうが見られ,この場合も木の棒のばね力を利用していた。…

【春】より

…冬から夏への漸移期にあたる季節をいう。春の時期は時代や国または地域により異なる。古代中国では立春(太陽の黄経が315゜になる日)から立夏(同45゜)の前日までを春と呼んだ。現在の分け方は西欧流のもので,北半球では春分(同0゜)から夏至(同90゜)の前日までである。慣習上は,北半球では3,4,5月,南半球では9,10,11月が春である。春の気候的特徴は,季節の進行にともなう気温の急上昇である。実際の天候推移に基づいて区分した自然季節の春の期間は地域によりまちまちである。…

【池】より

…平安時代には作庭技術を記した《作庭記》が,寝殿の前に築く池の位置,規模,築造法などを詳しく述べている。《紫式部日記絵巻》《年中行事絵巻》などによって平安時代寝殿造の大池泉がうかがわれ,そこには多く船遊奏楽が描かれている。鎌倉・室町時代になると,前代に比して池はやや小規模となり,また禅宗寺院の方丈庭には中国宋・元の山水画からの影響もあって,巧緻な枯山水風の池が現れた。…

【オアシス】より

…中央アジア,西アジア,北アフリカに多く,アラビア語ではワーハwāḥa。最も典型的な例が,地下水の湧出している泉の形態であるため,日本では泉地という訳語がよく用いられるが,しかしその形態は泉とは限らず多様であり,むしろ沃地(肥沃な土地の意)の訳語のほうが適切である。
[地理的概観]
 淡水の存在形態に応じて,オアシスには次のような種類がある。…

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