法住寺[大韓民国](読み)ほうじゅうじ[だいかんみんこく](英語表記)Pǒpchu-sa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「法住寺[大韓民国]」の意味・わかりやすい解説

法住寺[大韓民国]
ほうじゅうじ[だいかんみんこく]
Pǒpchu-sa

大韓民国(韓国),チュンチョンプク(忠清北)道南部のポウン(報恩)郡ソンニ(俗離)山にある仏寺。新羅真興王14(553)年に義信祖師によって創建され,8世紀中頃には真表律師によって弥勒信仰の根本道場となった。朝鮮半島で唯一現存する木造五層塔の捌相殿(べっそうでん)は高さ約 21mで,慶長2(1597)年の豊臣秀吉朝鮮出兵壬辰の倭乱。→文禄・慶長の役)で焼かれ,朝鮮王朝仁祖4(1626)年に再建された。法住寺は 2018年,通度寺浮石寺鳳停寺など国内に点在する六つの山岳仏教僧院とともに世界遺産の文化遺産に登録された。

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