法華百座聞書抄(読み)ほっけひゃくざききがきしょう

百科事典マイペディア 「法華百座聞書抄」の意味・わかりやすい解説

法華百座聞書抄【ほっけひゃくざききがきしょう】

1巻。作者不詳。ある内親王発願により1110年2月28日から300日間,法華経阿弥陀経般若心経を講じた際の説経聞書本書はそのうちの20日分を原本より漢字仮名交り文で抄写したもの。説経,因縁比喩談,施主賛美など唱導の典型的な形式を伝える貴重な資料であり,《今昔物語集》など多くの説話集と共通する説話を持つ。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む