百科事典マイペディア 「法華百座聞書抄」の意味・わかりやすい解説 法華百座聞書抄【ほっけひゃくざききがきしょう】 1巻。作者不詳。ある内親王の発願により1110年2月28日から300日間,法華経・阿弥陀経・般若心経を講じた際の説経の聞書。本書はそのうちの20日分を原本より漢字仮名交り文で抄写したもの。説経,因縁比喩談,施主賛美など唱導の典型的な形式を伝える貴重な資料であり,《今昔物語集》など多くの説話集と共通する説話を持つ。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by