漢字仮名交り文(読み)かんじかなまじりぶん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漢字仮名交り文」の意味・わかりやすい解説

漢字仮名交り文
かんじかなまじりぶん

日本語表記法一つ漢字とかなとを併用する方法。かなにはひらがな片仮名万葉がなが含まれ,このうちのひらがなを用いた漢字ひらがな交り文が現代の標準的表記。歴史的には,すでに奈良時代から宣命体漢文訓読文の表記にみられる。現在の問題としては,漢字をどの程度使用するかということや,送り仮名表記の問題などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 万葉

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android