泥鰌鍋(読み)ドジョウナベ

デジタル大辞泉 「泥鰌鍋」の意味・読み・例文・類語

どじょう‐なべ〔どぢやう‐〕【泥鰌鍋】

鍋に丸のままのドジョウささがきゴボウを入れ、みりん醤油で味つけをしただしで煮たもの。 夏》「灯を入れて葭戸よしど透くなり―/波郷
柳川やながわ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「泥鰌鍋」の意味・読み・例文・類語

どじょう‐なべどぢゃう‥【泥鰌鍋】

  1. 〘 名詞 〙 味噌下煮した丸泥鰌(まるどじょう)をみりんと醤油で味をつけただしで煮て刻みねぎをのせて食べる鍋料理ささがきごぼうと煮て卵でとじた柳川鍋もいう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「此方へとるが宜いわな。乳母には鰌鍋(ドゼウナベ)にでも仕やう」(出典:人情本・花筐(1841)初)

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