注文を付ける(読み)チュウモンヲツケル

デジタル大辞泉 「注文を付ける」の意味・読み・例文・類語

注文ちゅうもん・ける

自分希望条件相手に言う。「材料にいちいち細かく―・ける」
相撲で、有利な体勢に持ち込むために工夫した技を打つ。「立ち合いに―・ける」

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精選版 日本国語大辞典 「注文を付ける」の意味・読み・例文・類語

ちゅうもん【注文】 を 付(つ)ける

  1. 自分の望むことをそうしてほしいと相手にいう。
    1. [初出の実例]「ワキの録子がみのるの仕科(しぐさ)の上につけつけと註文をつけたりしても」(出典木乃伊口紅(1913)〈田村俊子〉一〇)
  2. 自分の作戦通り有利な体勢に持ちこむ。特に相撲の勝負でいう。
    1. [初出の実例]「四海波、止せばよいのに、足取に行かうとの註文(チウモン)をつけ、ねらったねらった其揚句、まだ立ちもせぬ太刀山の肩を押へて土俵に這はせたりなどして満場は洪笑、太刀山は苦笑」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉相撲見物記)

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