津井郷(読み)つのいごう

日本歴史地名大系 「津井郷」の解説

津井郷
つのいごう

和名抄」に記載される法美郡津井郷の遺称地と推定され、現鳥取市の南東端にあったと考えられる。明徳五年(一三九四)四月一九日の足利義満寄進状案(円通寺文書、以下断らない限り同文書)などに「因幡国津井郷」とみえ、但馬円通えんつう(現兵庫県竹野町)に寄進されている。当郷は代々山名氏が恩賞の地として知行してきたものであるが、常熙(山名時熙)安堵を受けた際に亡父時義のかねてからの願いに従って円通寺に寄進されたもので、義満の寄進はそれを保証するものであった。


津井郷
つのいごう

「和名抄」東急本は「都乃井」、高山寺本は「豆乃井」の訓を付す。近世の津ノ井郷の範囲から、現鳥取市南東部、鳥取平野南東の砂田すなだ川上流域に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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