出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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近世の法廷,あるいは法廷で白砂(白砂利)を敷きつめた場所。近世の法廷は一般的に畳敷の上縁,板敷の下縁,白砂の3者から構成された。下方の白砂には,罪人が筵(むしろ)を敷いて座し,上段の上縁に奉行が着座し,その中間に取調べの与力などが座した。江戸の町奉行所では,この法廷全体を御白洲と称したが,大坂町奉行所では法廷のことを公事場(くじば)・裁許場(さいきょば)といい,白洲の語はむしろ白砂利を敷きつめた場所に限定されて用いられた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…後見や地謡は切戸口から出入りし,また舞台で殺された役や仕事のすんだ役が目立たぬように退場するのにも切戸口を用いる。地謡座の奥にある貴人口(きにんぐち)と正面の白洲梯子(しらすばしご)は現在の演能では使用しない。揚幕の奥は鏡の間と呼ぶ板の間で,大きな鏡が据えてある。…
※「白洲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」