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白洲 しらす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白洲
しらす

江戸時代における法廷別称。この時代の奉行所には,下段に砂利が敷かれた席が設けられていたために,この称が生じた。この席に着座させられた者は,町人百姓,由緒なき浪人たちであり,いわゆる身分なき人々である。御用商人,由緒ある浪人たちは,これよりもやや上段に属する板縁に座することを許されたが,これとても末席には変りがなかった。板縁,白洲の者を総称する「下者」 (したもの) なる呼称は,これをよく示している。

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百科事典マイペディアの解説

白洲【しらす】

(1)玄関先や庭前などの白い砂を敷いた所。(2)江戸時代,訴訟犯罪等の審理を行う法廷。庭に砂利を敷き詰めていたのでこの名がある。被疑者の百姓・町人・下級浪人はその上にむしろを敷いて座った。

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デジタル大辞泉プラスの解説

白洲

福岡県北九州市小倉北区の沖、藍島の西約2kmに位置する白砂岩礁。明治期に建設され、日本の灯台50選にも選ばれている「白州灯台」がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しらす【白洲】

江戸時代の法廷。狭義には法廷内の砂利を敷き詰めた庭を指す。出廷者の座席は身分によって異なり,狭義の白洲(砂利ともいう)にむしろを敷いて露座するのは百姓,町人や浪人等である。御用達町人や由緒ある浪人等は下椽(したえん)(板椽,落椽(おちえん),浪人台)に,武士や僧侶,神職等は一段高い上椽(うわえん)(畳椽,椽頰(えんがわ),下通(したどおり))に座る。さらに上段の間(上通(うわどおり))を区分して設ける奉行所もあるが,奉行は最上段の座敷に着座した。

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