日本歴史地名大系 「浄橋寺」の解説 浄橋寺じようきようじ 兵庫県:西宮市生瀬村浄橋寺[現在地名]西宮市生瀬町二丁目武庫(むこ)川右岸、有馬(ありま)街道沿いに発展した生瀬(なまぜ)の旧宿場集落南東端に位置する西山浄土宗の寺院。十方山と号し本尊阿弥陀如来。善恵上人伝絵(寺蔵)によると、法然の高弟で浄土宗西山派の開祖である三鈷(さんご)寺(現京都市西京区)の善恵房証空が、有馬(現神戸市北区)に赴く途中、生瀬で武庫川に架橋して「浄橋」と命名、仁治二年(一二四一)橋の西傍に浄橋寺を建立したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報