(読み)シュン

デジタル大辞泉 「浚」の意味・読み・例文・類語

しゅん【浚】[漢字項目]

[音]シュン(呉)(漢) [訓]さらう
水底土砂を掘って深くする。さらう。「浚渫しゅんせつ

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精選版 日本国語大辞典 「浚」の意味・読み・例文・類語

さらえさらへ【浚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「さらえる(浚)」の連用形名詞化 ) =さらい(浚)
    1. [初出の実例]「水勢を平穏にたたへ流す故に、常に浚鑿(サラヘ)を怠るべからず」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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普及版 字通 「浚」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] シュン
[字訓] さらう・ふかい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(しゅん)。〔説文十一上に「抒(く)むなり」(段注本)とあって、水を(く)む意。水をくみ出して、さらえることをいう。また水を漉(こ)し、したむ意がある。

[訓義]
1. くむ、くみだす、さらう。
2. ふかくする、ふかい、底をさらえる。
3. こす、したむ、さらえきよめる。
4. 声の字に、大きい意がある。
5. つつしむ。

[古辞書の訓]
名義抄〕浚 フカシ・タカシ・トル 〔字鏡集〕浚 フカシ・タカシ・ソソグ・トル

[熟語]
浚急浚溝浚谷浚削・浚浚照浚井浚渫浚湍浚治・浚導浚明浚瀬・浚流浚冽
[下接語]
淵浚・急浚・宏浚・幽浚

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