浜菊(読み)ハマギク

デジタル大辞泉 「浜菊」の意味・読み・例文・類語

はま‐ぎく【浜菊】

キク科多年草。太平洋岸の崖や砂丘に生え、高さ60~90センチ。茎の下部木質化し、葉は多肉のさじ形で密につく。秋、周囲が白く中央が黄色い頭状花を開く。栽培もされる。 秋》「―に海嘯つなみは古き語り草/風生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浜菊」の意味・読み・例文・類語

はま‐ぎく【浜菊】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の多年草。関東地方北部から青森県の太平洋岸に生え、栽培もされる。高さ〇・五~一メートル。茎の下部は木質化し低木状。葉は長さ六~一〇センチメートルの長楕円状へら形で上半部の縁に鋸歯(きょし)がある。秋、枝端から一本の長い花柄をのばし径約六センチメートルの頭花をつける。舌状花白色で中心花は淡黄緑色。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「はまきくやむかしすはまにうへつかた〈雅次〉」(出典:俳諧・新続犬筑波集(1660)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「浜菊」の解説

浜菊 (ハマギク)

学名Chrysanthemum nipponicum
植物。キク科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android