海上警備隊(読み)カイジョウケイビタイ

デジタル大辞泉 「海上警備隊」の意味・読み・例文・類語

かいじょう‐けいびたい〔カイジヤウ‐〕【海上警備隊】

昭和27年(1952)4月海上保安庁に設置された海上警備機関。同年8月、保安庁に移管され警備隊改編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「海上警備隊」の意味・わかりやすい解説

海上警備隊【かいじょうけいびたい】

海上における人命・財産の保護,治安維持のため1952年4月海上保安庁管下発足。同年8月保安庁設置とともにその管下に移り,〈警備隊〉と改称。1954年自衛隊法の施行防衛庁設置に伴い,海上自衛隊となった。
→関連項目自衛隊

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

山川 日本史小辞典 改訂新版 「海上警備隊」の解説

海上警備隊
かいじょうけいびたい

日本近海の海上警備を主任務とする部隊。1952年(昭和27)4月26日海上保安庁内に発足。陸上警察予備隊に相当し,同年8月1日の保安庁の発足により,警察予備隊は保安隊に,海上警備隊は警備隊となる。さらに54年7月1日の防衛庁の発足により,保安隊は陸上自衛隊に,警備隊は海上自衛隊となった。海上警備隊発足時の基幹兵力は,アメリカから貸与されたパトロール・フリゲートと上陸支援艇であったが,逐年増強された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の海上警備隊の言及

【海上自衛隊】より


[沿革]
 1950年6月25日朝鮮戦争が勃発し,7月8日連合国軍最高司令官マッカーサーは首相吉田茂に書簡を送り,これによって警察予備隊が発足し,海上保安庁職員が増員された。51年吉田首相と連合国軍最高司令官リッジウェーとの会談でアメリカ海軍からPF(哨戒艦)とLSSL(上陸支援艇)が貸与されることとなり,52年4月に海上保安庁に海上警備隊が発足した。52年8月に保安庁が設立された際,海上警備隊は,それまで海上保安庁内に置かれていた航路啓開(掃海)関係の組織,装備,人員とともに海上保安庁から分離して,警備隊と呼称されるようになり,保安庁の管理下に入った。…

※「海上警備隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android