共同通信ニュース用語解説 「海岸防災林」の解説
海岸防災林
潮風や飛砂から農地や居住地を守るための林。高潮の勢いを弱め、沿岸部の浸水被害を軽減する役割もある。東日本大震災では青森から千葉までの6県で計約1718ヘクタールが被害を受けた。根こそぎ流失した地域もあるが、林野庁は、津波の威力を軽減したり船などの漂流物を止めたりする減災効果があったと指摘。幅を広げるなど機能強化を図りながら復旧を目指している。震災前は白砂青松の景観で知られ、津波で「奇跡の一本松」だけが残った岩手県陸前高田市の高田松原も、江戸時代からの防災林だった。
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