最新 地学事典 「海嶺型地震」の解説
かいれいがたじしん
海嶺型地震
ridge type earthquake
中央海嶺の中軸谷の直下で発生する地震。張力軸が水平で海嶺に直交する正断層型が典型的。震源は12km以浅であり,マグニチュードが6を超える地震はまれである。中央海嶺における異常な高熱流量,低い地震波速度,負の重力異常,地磁気異常の縞模様の分布などとともに,中央海嶺がマグマ上昇・海洋底拡大の場所であることを示す証拠と考えられてきた。しかし震源の深さは,海底下数kmに推測されるマグマの存在と相いれないものであり,今後の研究が必要である。
執筆者:杉 憲子
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

