コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

海泡石 カイホウセキ

百科事典マイペディアの解説

海泡石【かいほうせき】

白色または黄赤色か青緑色を帯びた繊維状の鉱物。蛇紋岩,スカルン,温泉沈殿物などに産出。化学式はMg4Si6O15(OH)26H2Oで,Al,Fe,Na,Hを少し含む。斜方晶系。硬度2〜2.5,比重2.25。乾燥時には水に浮かぶほど軽く,手ざわりは緻密(ちみつ)でパイプ材(メアシャウム)として珍重。小アジアに主産,ウィーンの細工彫は有名。
→関連項目パイプ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

かいほうせき【海泡石】

広義には英名セピオライトsepioliteと呼ばれるマグネシウム粘土鉱物の一種で,化学組成はMg9Si12O30(OH)6(OH2)4・6H2Oで表される。比重約2.1,モース硬度2。多くは白色,灰白色,淡紅色,淡青色,淡黄色などを呈する。石灰岩,ドロストーンなどの中に,粗ぼうな粘土状,土状を示す軟らかい脈,塊として産出することが多い。化学的には陽イオン交換性が高く,さまざまに利用される。電子顕微鏡で観察すると,長柱状を示すことも特徴である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

かいほうせき【海泡石】

粘土鉱物の一。主成分は酸化マグネシウムと二酸化ケイ素。土状の白色の塊。乾燥すると水に浮く。タバコのパイプなどにする。メアシャム。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

海泡石の関連キーワードパイプ(喫煙具)酸化マグネシウムエスキシェヒル二酸化ケイ素アルーシャ州キュタヒヤセピオ石タバコ(ディモフの小説)主成分けい

今日のキーワード

塞翁が馬

《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事塞翁が馬」[補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android