海溝型地震(読み)カイコウガタジシン

  • かいこうがたじしん〔ヂシン〕

デジタル大辞泉の解説

海側のプレートと大陸側のプレートとが接する海溝で、大陸側プレートの下に潜り込もうとする海側プレートに引きずられてたわんだ大陸側プレートが跳ね返って発生する地震関東大震災十勝沖地震スマトラ沖地震など。また、平成23年(2011)3月に起きた東北地方太平洋沖地震も、典型的な海溝型の大地震であった。→直下型地震

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

陸側のプレート(岩板)の下に海側のプレートが沈み込む境界で発生する地震。一般に内陸活断層で起きる直下型地震より、発生間隔が短く、規模も大きい。南海トラフ沿いの東海地震東南海地震南海地震は、100年程度で繰り返し発生してきた。東日本大震災、1923年の関東大震災も海溝型の地震だ。

(2011-06-10 朝日新聞 朝刊 1総合)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海洋性プレートが大陸性プレートの下に沈み込む海溝やトラフの付近で発生する地震。二つのプレートの間のずれで生じる地震(プレート間地震、またはプレート境界地震)と、海洋性プレート内部で生じる地震(スラブ内地震)の2種類がある。前者だけをさして海溝型地震とよぶ場合もある。1923年(大正12)の関東地震(マグニチュード(M)7.9)や2011年(平成23)の東北地方太平洋沖地震(M9.0、モーメントマグニチュード(MW)9.1)はプレート間地震の例である。計器観測によりマグニチュードが9程度か、またはそれ以上と推定された巨大地震はすべてプレート間地震である。プレート間地震の発生間隔は、活断層地震に比べはるかに短い。1994年(平成6)の北海道東方沖地震(MW8.3)はスラブ内地震の例であるが、この地震のようにスラブ内ではときおり巨大地震がおきることがある。なお、スラブ内地震の定義にアウターライズ地震を含める場合もある。[山下輝夫]

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