スマトラ沖地震(読み)スマトラオキジシン

デジタル大辞泉 「スマトラ沖地震」の意味・読み・例文・類語

スマトラおき‐じしん〔‐ヂシン〕【スマトラ沖地震】

2004年12月26日、インドネシアスマトラ島北部西方沖で発生した大規模な地震マグニチュードは9.1。大津波を引き起こし、インド洋沿岸諸国で約30万人の死者行方不明者を出した。
2005年3月28日(日本時間では29日)、インドネシアのスマトラ島北部西方沖で発生したマグニチュード8.4の地震。2004年の地震の震源から南東に約250キロメートルの地点で発生した。震源に近いニアス島では、死者1000人以上にのぼった。
2007年9月12日、インドネシアのスマトラ島南部沖で発生した地震。インド洋の各地で津波が観測された。マグニチュード8.5。

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共同通信ニュース用語解説 「スマトラ沖地震」の解説

スマトラ沖地震

2004年12月26日、インドネシア・スマトラ島沖を震源に発生。米地質調査所によると、マグニチュード(M)9・1。大津波を引き起こし、インドネシア北西部アチェ州では高さ約35メートルに達した。死亡・行方不明者は同州だけで16万人以上、スリランカやインド、タイなどインド洋沿岸諸国と合わせて22万人を超えた。約6千キロ離れたアフリカ東岸でも漁師らが津波の犠牲となった。日本人40人の死亡も確認された。(共同)

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百科事典マイペディア 「スマトラ沖地震」の意味・わかりやすい解説

スマトラ沖地震【スマトラおきじしん】

2004年12月26日,インドネシア,スマトラ島北端の西方沖で発生したマグニチュード(M)9.0の大地震。二つのプレート境界でのプレート間地震で,この地震により生じた最大30mを超える高さの津波(インド洋大津波)は,インドネシア,タイ,マレーシア,スリランカ,インド東沿岸からアフリカ東部にまで達した。死者・行方不明者は30万人を超えるともいわれ,世界の津波災害の中でも最悪のものとなった。M9.5のチリ地震よりはるかに多くの被害者がでたのは,海抜10m以下の場所で生活している住民が多いことと,津波に対する知識が少なく対策がほとんど施されていなかったことなどによる。休暇で訪れた観光客も多数巻き込まれ,日本人の犠牲者もでた。国連主導の支援策が講じられている。2011年3月,三陸沖を中心に起こった,この地震と同規模の大地震(マグニチュード9.0)と大津波による東日本大震災で,その後の地震の発生や,復旧のありかたなどが再び注目されている。
→関連項目インドネシアスマトラ[島]スリランカタイバンダ・アチェプーケット[島]

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