海百合(読み)ウミユリ

デジタル大辞泉 「海百合」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ゆり【海百合】

ウミユリ綱ウミユリ目の棘皮きょくひ動物総称放射状に伸びた羽状の腕をもつ冠状部と、それを支える長い茎からなり、深海底に着生。外見ユリを思わせる。日本近海にトリノアシなどがある。ウミユリ綱は茎のあるウミユリ類と、茎のないウミシダ類に分けられ、古生代中生代に栄えたが、現生種は少ない。化石はウミユリ類が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海百合」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ゆり【海百合】

  1. 〘 名詞 〙 ウミユリ目に属する棘皮(きょくひ)動物の総称。外観植物のユリに似て二〇〇~五〇〇〇メートルの深海底に固着して生活し、トリノアシ、シロウミユリ、イボウミユリなどがある。化石種は古生代に繁栄し、密集してウミユリ石灰岩をつくる。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「海百合」の解説

海百合 (ウミユリ)

動物。ウミユリ綱に属する海産動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む