液雨(読み)エキウ

デジタル大辞泉 「液雨」の意味・読み・例文・類語

えき‐う【液雨】

秋から冬にかけて短時間降る雨。立冬のあと10日を入液、小雪しょうせつ出液といい、このころに降る時雨しぐれ 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「液雨」の意味・読み・例文・類語

えき‐う【液雨】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦一〇月頃に降る雨。しぐれ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「天晴。時々液雨。入夜月輝朗」(出典実隆公記‐延徳元年(1489)一〇月一六日)

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普及版 字通 「液雨」の読み・字形・画数・意味

【液雨】えきう

十月の雨。薬雨ともいう。〔楚歳時記〕十一日、天時和、春に似たり。故に小春と曰ふ。此の一雨、之れを液雨と謂ふ。百蟲此れを飮みて蟄す。俗に呼びて水と爲す。

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