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出液 シュツエキ

デジタル大辞泉の解説

しゅつ‐えき【出液】

植物の茎を切ると、切り口から水が出る現象溢泌(いっぴつ)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

出液
しゅつえき

植物の茎や幹を切断すると、傷口から液が排出する現象で、(いっぴつ)ともいう。ブドウ、カバノキ、ミズキなどでとくに著しい。根圧によっておこる場合が多いが、サトウカエデなどは幹圧によるといわれる。出液水は道管液で、純水に近いものから種々の塩類や有機物を含むものまである。塩類としてはリン酸、ケイ酸塩、有機物としては糖類、アミノ酸、有機酸などがみいだされる。ミズキなどの落葉樹では、春先に葉の出ないときに根圧が高まり、出液がみられるが、葉が出ると根圧が低下して出液は止まる。しかし、クワやヘチマでは夏期葉が茂っているときに出液が盛んになる。出液の圧はミズキ、ブドウなどでは2気圧に達し、一般に昼間に高く、夜間は比較的低い。出液量も一昼夜に5~15リットルに達することがある。ホットケーキなどにかけるメープルシロップはサトウカエデの出液を集めたものである。[吉田精一]

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