淡雲(読み)タンウン

デジタル大辞泉 「淡雲」の意味・読み・例文・類語

たん‐うん【淡雲】

うすくたなびく雲。うすぐも。

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精選版 日本国語大辞典 「淡雲」の意味・読み・例文・類語

たん‐うん【淡雲】

  1. 〘 名詞 〙 薄くたなびいている雲。うす雲。
    1. [初出の実例]「因風残葉尽、欲雨淡雲低」(出典新編覆醤集(1676)四・山中即事)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐寒食夜詩〕

あわ‐ぐもあは‥【淡雲】

  1. 〘 名詞 〙 空の色が透いて見えるような薄い雲。薄雲。
    1. [初出の実例]「白き淡雲(アハグモ)青空にかよふあたりよりさしてらす春の光の」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村七曜のすさび・木曜日散歩)

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普及版 字通 「淡雲」の読み・字形・画数・意味

【淡雲】たんうん

うす雲。宋・軾〔寒食の夜〕詩 沈麝(ちんじや)(名香の名)燒かず、金鴨(きんあふ)(香炉)冷やかに 淡雲を籠(こ)めて、梨を照らす

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