デジタル大辞泉 「混合熱」の意味・読み・例文・類語 こんごう‐ねつ〔コンガフ‐〕【混合熱】 2種以上の物質が一定温度の下で混合する際に発生する、または吸収される熱量。反応熱の一種。固体や気体を液体に溶かす場合は溶解熱、気体を液体に溶かす場合は吸収熱、ある濃度の溶液に溶媒を加えて薄める場合は希釈熱と呼ばれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「混合熱」の意味・読み・例文・類語 こんごう‐ねつコンガフ‥【混合熱】 〘 名詞 〙 等温・等圧下で二種以上の純物質を混ぜあわせたときに発生あるいは吸収される熱。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「混合熱」の意味・わかりやすい解説 混合熱 (こんごうねつ)heat of mixing 一定温度で2種類の物質を混合する際に発生または吸収される熱量をいう。普通は液体どうしの混合についていうが,気体あるいは固体どうしでも差支えない。液体-気体,あるいは固体-液体間の場合に混合したあとが均一な溶体であれば,その熱量変化は溶解熱と呼ばれる。また2種類のうち一方がすでに溶液で,他方がその溶媒の場合には希釈熱の名で呼ばれる。精密熱量計による直接測定が可能であり,構成分子間の相互作用エネルギーについての知見が導かれる。執筆者:菅 宏 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
化学辞典 第2版 「混合熱」の解説 混合熱コンゴウネツheat of mixing 2種類の物質を対等に考えたとき,これらの混合により発生または吸収される熱.おもに液体と液体,気体と気体の混合に対して用いられる.液体と液体の場合でも,一方を溶媒,他方を溶質と考えたとき溶解熱という. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by