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溶解熱 ようかいねつ heat of solution

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶解熱
ようかいねつ
heat of solution

物質が液体中に溶けるとき出入りする熱量。溶解の際に吸熱または発熱するとき,それぞれを負または正の溶解熱という。負の溶解熱 (吸熱) を示すものは温度上昇とともに溶解度が大きくなり,正の溶解熱 (発熱) を示すものはその逆の傾向を示す。

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デジタル大辞泉の解説

ようかい‐ねつ【溶解熱】

物質が液体に溶けるときに発生または吸収する熱量

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百科事典マイペディアの解説

溶解熱【ようかいねつ】

溶質が溶媒に溶解するとき吸収または放出される熱量。普通1モルの溶質を一定量の溶媒に溶かしたとき出入りする熱量をいう。一般に発熱する場合を正,吸熱する場合を負と考える。
→関連項目溶解

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世界大百科事典 第2版の解説

ようかいねつ【溶解熱 heat of dissolution】

溶質(気体または固体)が溶媒(液体)中に溶解する際に発生,ないしは吸収される熱量を指す。ふつう,液体どうしの溶解の場合は混合熱という。溶解熱は,温度の関数であると同時に濃度によっても変わるので,最終溶液濃度を規定する必要がある。室温では多くの場合,溶解は発熱を伴うために溶液の温度は上昇するが,硝酸アンモニウム塩素酸カリウムなどの塩類の水への溶解は吸熱を伴う。これらの塩類と水を用いた寒剤は,この冷却効果を利用している。

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大辞林 第三版の解説

ようかいねつ【溶解熱】

一定温度で溶質が溶媒に溶ける際に、放出あるいは吸収される熱量。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

溶解熱
ようかいねつ
heat of solution

溶質が溶媒に溶けるときに出入りする熱エネルギー、とくに1モルの溶質を溶かすときの熱量をモル溶解熱という。この値は溶媒の量によって異なるから、十分に多量の溶媒に1モルの溶質を溶かしたときの熱量を「比溶解熱」と定義する。水酸化ナトリウム塩化カルシウムなどは溶解時に発熱し、溶解熱が正であるが、硝酸アンモニウムや硝酸カリウムは水への溶解熱は負である。つまり溶解時に吸熱がおこる。
 溶解熱は、結晶の格子エネルギーと、溶質の溶媒和による安定化エネルギーの差である。したがって塩化ナトリウムのように両方がほぼ等しい場合は溶解熱は小さく、溶解度もほとんど温度依存性を示さないことになる。溶解熱が大きいものは、溶解度の温度依存性も大である。[山崎 昶]

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世界大百科事典内の溶解熱の言及

【混合熱】より

…普通は液体どうしの混合についていうが,気体あるいは固体どうしでも差支えない。液体‐気体,あるいは固体‐液体間の場合に混合したあとが均一な溶体であれば,その熱量変化は溶解熱と呼ばれる。また2種類のうち一方がすでに溶液で,他方がその溶媒の場合には希釈熱の名で呼ばれる。…

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