清武村(読み)きよたけむら

日本歴史地名大系 「清武村」の解説

清武村
きよたけむら

[現在地名]豊栄町清武

鍛冶屋かじや村の西北、備後国世羅郡飯田いいだ村の南西に位置し、安芸国豊田郡の最北端にあたる。当村西北部に発する椋梨むくなし(沼田川支流)西部を南流、東南部を霜降しもふり川が西南流する。当村には山地(比高約一〇〇メートル)が多く、椋梨川本流・支流域に形成された谷々は「芸藩通志」によると一三区に分れる。東部六日市むいかいち谷に六日市古墳群などがあり、その北の伊尾いお谷からは窯跡が発見されている。

文保二年(一三一八)二月四日の法印顕舜所領譲状(建内文書)に、兵部法眼に譲られたうちに「安芸国武清(ママ)保」とみえ、京都祇園社領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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