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清水城 しみずじょう

日本の城がわかる事典の解説

しみずじょう【清水城】

山形県最上郡大蔵村にあった平山城(ひらやまじろ)。1939年(昭和14)に山形県史跡名勝地に指定されている。斯波兼頼の孫の成沢兼義の六男満久が1476年(文明8)、北方の備えとして最上川を見下ろす高台に築城し居城とした。以後、成沢氏は清水氏を名乗るようになる。清水氏は庄内の武藤(大宝寺)氏と争ったが、最上義光の後ろ盾を得たことから、最上氏の最上地方の攻略拠点となった。また、最上川の舟運の要衝にあったことから重要な役割を果たした。第7代城主の清水義親は豊臣家に近習として仕えていたことから豊臣秀頼と親交があり、1613年(慶長18)、徳川家康と秀頼の対立が深まると、家康や東軍諸将から豊臣家との内通を疑われた。最上義光の死後、家督を継いだ実兄の最上家親は、その疑いを晴らすため清水城の清水義親の討伐を決断し、翌1614年、これを攻めて落城させた。この結果、清水氏は滅亡し、清水城は廃城となった。それほど大きな規模の城ではないが、城跡には現在、空堀や土塁跡が良好な状態で残っており、山形県の中世の城郭の縄張りを知るうえで貴重な史跡である。大蔵村役場とは最上川をはさんだ対岸、東南約1kmのところにある。

出典|講談社日本の城がわかる事典について | 情報

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