清絶(読み)セイゼツ

デジタル大辞泉 「清絶」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぜつ【清絶】

[名・形動]非常に清らかなこと。また、そのさま。
「其気韻高遠にし其妙想を―にし」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「清絶」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぜつ【清絶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心境やものの状態などがこの上なくすんでいること。非常に清らかなこと。
    1. [初出の実例]「幽事を作られた詩は、秋月の清絶な様なぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)八)
    2. 「其の気韻(きぐらゐ)を高遠にし其の妙想を清絶(セイゼツ)にし、もて人質を尚うするは」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐奉周郭給事湯東霊湫作詩〕

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普及版 字通 「清絶」の読み・字形・画数・意味

【清絶】せいぜつ

このうえなく清らか。晋・陸雲〔兄平原に与ふる書、十六〕昔、楚辭を讀み、(こころ)に大(はなは)だしくは之れを愛せず。頃日(このごろ)之れをるに、實に自ら滔滔(たうたう)たり。

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