渋団扇(読み)シブウチワ

デジタル大辞泉 「渋団扇」の意味・読み・例文・類語

しぶ‐うちわ〔‐うちは〕【渋団扇】

表面柿渋を塗った、じょうぶで実用的なうちわ 夏》「何思ふ長雪隠ながせっちんの―/許六
[類語]扇子舞扇末広団扇うちわ扇面

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「渋団扇」の意味・読み・例文・類語

しぶ‐うちわ‥うちは【渋団扇】

  1. 〘 名詞 〙 柿渋を表面に塗った、赤黒色の粗末なうちわ。貧乏神が持つとされた。柿団扇。しぶせん。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「仕合悪き間、無力会津へ下申。かたにしふ団にて候へはと申上了」(出典多聞院日記‐天正一二年(1584)一二月一二日)

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