20世紀日本人名事典 「渡辺渡」の解説 渡辺 渡ワタナベ ワタル 明治・大正期の鉱山学者 帝国大学工科大学教授。 生年安政4年(1857年) 没年大正8(1919)年6月29日 出生地肥前国長崎(長崎県) 学歴〔年〕東京大学理学部採鉱冶金学科〔明治12年〕卒 学位〔年〕工学博士 経歴明治12年東京大学理学部準助教となる。15年ドイツに留学、フライベルク鉱山大学に学ぶ。19年帰国、帝国大学工科大学教授となり、翌年佐渡鉱山局技師を兼務した。のち御料局技師、佐渡鉱山局長などを歴任し、35年工科大学長、40年日本鉱業会会長。著書に「鉱床学大意」「試金術汎論」などがある。 渡辺 渡ワタナベ ワタル 大正・昭和期の詩人 生年明治32(1899)年 没年昭和21(1946)年 出生地愛媛県壬生川町 経歴大正9年北九州八幡で詩誌「びろうど」を出したが、のち上京、ダダイスム時代の詩壇に登場、15年菊田一夫らと「太平洋詩人」を創刊主宰、詩、評論を書いた。その後人生派風の詩に移行、「日本詩人」「詩文学」「詩原」などに拠った。詩集「海の使者」「天上の砂」「東京」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺渡」の解説 渡辺渡 わたなべ-わたる 1857-1919 明治-大正時代の鉱山学者。安政4年生まれ。明治14年東京大学教授。翌年ドイツに留学,のち欧米の炭鉱,鉱業を視察。佐渡鉱山局長などをつとめ,35年東京帝大工科大学長となる。大正8年6月29日死去。63歳。肥前長崎出身。東京大学卒。著作に「試金術汎論(はんろん)」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by