湛井堰(読み)たたいぜき

日本歴史地名大系 「湛井堰」の解説

湛井堰
たたいぜき

[現在地名]総社市井尻野 湛井

高梁たかはし川に設けられた湛井十二ヶ郷用水取水堰。古くは少し下流の六本柳に置かれ、近世には寿永年中(一一八二―八四)妹尾兼康が現在地に移築したと伝承されていた。堰の守護神である神社には相殿に兼康を祀る兼康かねやす神社がある。

慶長一七年(一六一二)の湛井川用水掛覚(平田文書)によると対岸秦下はだしも村まで川幅一〇六間半(一間一丈)で堰は七八間、湛井側に取水口があって三双の樋門の長さ一五間とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む