湯池(読み)とうち

精選版 日本国語大辞典 「湯池」の意味・読み・例文・類語

とう‐ち タウ‥【湯池】

〘名〙 熱湯をたたえた池。越えがたい濠(ほり)。非常に守備の堅固な濠のたとえ。→金城湯池
信長記(1622)一二滄波の下に、渺茫たる者は、自然の湯池(タウチ)也」 〔漢書食貨志・上〕

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普及版 字通 「湯池」の読み・字形・画数・意味

【湯池】とう(たう)ち

熱湯の城池堅城。〔漢書、食貨志上〕(賈誼、上(しやう)に説きて曰く)農のへに曰く、石十仞、湯池百、帶甲百るも、粟(ぞく)(な)くんば守ること能(あた)はずと。是れを以て之れをるに、粟なるは王大用本務なり。

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