城池(読み)じょうち

精選版 日本国語大辞典 「城池」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ちジャウ‥【城池】

  1. 〘 名詞 〙 城とそのまわりの堀。城をとり囲んでいる堀。転じて、城下城地
    1. [初出の実例]「徳川氏又は其親藩の城池を築くや必ず外諸侯に課す」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五〇)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王〕

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日本歴史地名大系 「城池」の解説

城池
じよういけ

[現在地名]高松市東植田町

春日かすが川支流朝倉あさくら川山麓の谷を堰止めて築かれた溜池水源の朝倉川近くに戸田山とだやま城があったので、城池とよばれた。南に二子ふたご山がある。堤高一六メートル、周囲七四五〇メートル、満水面積三一・三ヘクタール、貯水量七二万トン、灌漑面積一一〇八ヘクタール。公淵きんぶち森林公園の中心をなしている。正保三年(一六四六)前年旱魃契機に高松藩営事業として着工され、翌四年完成。「讃岐国名勝図会」によれば九万八千人を動員、灌漑田二千八七〇石とある。池泉合符録によれば、公淵池・わたり池など五ヵ池を合せて水掛高二千一〇二石、うち西植田にしうえた村七〇石・東植田村六〇〇石・東十川ひがしそがわ村六三〇石・西十川村七一五石・坂元さかもと村七〇石・池田いけだ村一七石に分水している。

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普及版 字通 「城池」の読み・字形・画数・意味

【城池】じよう(じやう)ち

城と池。晋・陸機〔弁亡論、上〕卒は陣に散じ、民は邑にる。池に籬(はんり)の固め無く、山川阜(こうふ)の勢ひ無し。

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