満州からの引き揚げ

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満州からの引き揚げ

1931年の満州事変を機に日本は満州を占領し、翌32年に「満州国」建国を宣言した。終戦時、開拓移民らを含め約155万人の日本人が満州にいたとされる。国家の保護がなく放置された状態となり、帰国(引き揚げ)は困難を極めた。うち17万人余りが死亡。兵士ら57万5千人がソ連によりシベリアなどに抑留され強制労働に従事。肉親と離れて取り残された残留孤児も生まれた。

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