満干(読み)ミチヒ

デジタル大辞泉 「満干」の意味・読み・例文・類語

みち‐ひ【満(ち)干】

海水の満ちることと干ること。満潮干潮干満かんまん。満ち引き。「潮の満ち干の差が大きい」
[類語]うしお高潮たかしお高潮こうちょう満潮満ち潮干潮引き潮潮汐干満満ち引き上げ潮出潮下げ潮入り潮退潮大潮小潮赤潮

まん‐かん【満干】

満潮と干潮。潮のみちひ。干満。

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精選版 日本国語大辞典 「満干」の意味・読み・例文・類語

みち‐ひ【満干】

  1. 〘 名詞 〙 海水が満ちることと干ること。満潮と干潮。みちしおとひきしお。また、おしよせてくることと、引いていくこと。みちひき。干満(かんまん)。比喩的に、物事度合が強まったり、弱まったりすることにもいう。
    1. [初出の実例]「社はわだづみのほとりなれば、塩のみちひに月ぞすむ」(出典:平家物語(13C前)二)

まん‐かん【満干】

  1. 〘 名詞 〙 潮がみちることと、ひくこと。潮のみちひ。干満。
    1. [初出の実例]「今の海潮には満干の時刻あり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)

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