源氏巻(読み)ゲンジマキ

デジタル大辞泉 「源氏巻」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐まき【源氏巻(き)】

棹物さおもの菓子の一。小口切りにしたときに紅白の渦巻き模様が出るようになっているもの。

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精選版 日本国語大辞典 「源氏巻」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐まき【源氏巻】

  1. 〘 名詞 〙 棹物(さおもの)菓子の中の紅梅餠(もち)一種。白と赤とでうずまきの形にし、小口切りにしたもの。〔随筆一話一言(1779‐1820頃)〕

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「源氏巻」の解説

源氏巻[菓子]
げんじまき

中国地方島根県地域ブランド
主に鹿足郡津和野町で製造されている。口どけの良いこし餡を、しっとりしたカステラ状の生地で巻いたあん巻。江戸時代の元禄期、勅使接待役を命じられ、指導役の吉良上野介に辱めを受けていた津和野藩主・亀井茲親危機を救うため、家臣が献上した吉良への進物に由来するという。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「源氏巻」の解説

源氏巻

島根県鹿足郡津和野町の名物菓子。カステラ状の生地でこし餡を巻き焼き上げたもの。

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