滄溟(読み)ソウメイ

デジタル大辞泉 「滄溟」の意味・読み・例文・類語

そう‐めい〔サウ‐〕【××溟】

あおく広い海。青海原あおうなばら滄海
孤月渺茫たる―の上に眺めて」〈菊亭香水・世路日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「滄溟」の意味・読み・例文・類語

そう‐めいサウ‥【滄溟・蒼溟】

  1. 〘 名詞 〙 広くあおあおとした海。底知れぬ海。あおうなばら。滄海。滄溟海
    1. [初出の実例]「戒珠如満月、慧水若滄溟」(出典続日本紀‐養老三年(719)一一月乙卯)
    2. 「たちまち此端舟(はしけ)は顛覆(くつがへり)て、二十三十の乗組人は、むなしく滄冥(ソウメイ)の鬼とやならん」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一三)
    3. [その他の文献]〔謝朓‐辞隋王子隆牋〕

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普及版 字通 「滄溟」の読み・字形・画数・意味

【滄溟】そう(さう)めい

大海。梁・簡文帝〔昭明太子集の序〕夫(か)の嵩(すう)・霍(くわく)(ともに山名)の峻(たか)き、以て其の高きを方(くら)ぶる無く、滄溟の深き、其の大を比ぶる能はざるが(ごと)し。

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