滑木(読み)ななめのき

精選版 日本国語大辞典 「滑木」の意味・読み・例文・類語

ななめ‐の‐き【滑木】

  1. 〘 名詞 〙 モチノキ科の常緑高木。本州の静岡県以西、四国・九州の山地に生え、庭木ともする。高さ七メートルぐらい。葉は柄を含め長さ一〇センチメートル内外の長楕円形で両端がとがり縁に鈍鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。六月頃、葉腋淡紫色のごく小さな四弁花を開く。果実は長さ、径とも約六ミリメートルの球形で紅熟する。ななみのき。〔日本植物名彙(1884)〕

すべり‐ぎ【滑木】

  1. 〘 名詞 〙 赤樫(あかがし)など堅木薄板敷居の溝(みぞ)の底にとりつけて、敷居の摩滅を防ぎ、戸障子のすべりをよくするためのもの。埋樫(うめがし)。溝樫(みぞがし)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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