滝沢路(読み)たきざわ・みち

朝日日本歴史人物事典 「滝沢路」の解説

滝沢路

没年:安政5.8.17(1858.9.23)
生年:文化3.6.6(1806.7.21)
江戸後期,滝沢馬琴長男宗伯の妻。和歌山藩家老三浦家の医師土岐村元立の娘。江戸神田生まれ。幼名鉄。22歳のとき,宗伯と結婚。馬琴晩年の7,8年は盲目となり,以後すべての作品を路に口述筆記させている。『南総里見八犬伝』も第9集巻46からは口述筆記により完成した。馬琴没後もその遺図遺訓を受け滝沢家の日記を綴った。<参考文献>木村三四吾「滝沢路女日記」(『ビブリア』91号)

(柴桂子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝沢路」の解説

滝沢路 たきざわ-みち

1806-1858 江戸時代後期の女性
文化3年6月6日生まれ。文政10年滝沢馬琴の長男宗伯と結婚し1男2女を生むが,天保(てんぽう)6年宗伯と死別。馬琴が失明してから日記や手紙などを代筆,作品の口述筆記をおこない,「南総里見八犬伝」も第9集巻46から筆記した。安政5年8月17日死去。53歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「滝沢路」の解説

滝沢路 (たきざわみち)

生年月日:1806年6月6日
江戸時代後期;末期の女性。医師滝沢宗伯の妻(宗伯は滝沢馬琴の長男)
1858年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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