滲み出る(読み)ニジミデル

デジタル大辞泉 「滲み出る」の意味・読み・例文・類語

にじみ・でる【×滲み出る】

[動ダ下一]
水などが、じわじわとしみて出る。「汗が―・でる」
性格などが自然に現れ出る。「生活の―・でている手」
[類語]あふれ出る現れる発現する発露する流露する出る滲出

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滲み出る」の意味・読み・例文・類語

にじみ‐・でる【滲出】

  1. 〘 自動詞 ダ下一段活用 〙
  2. 液体がじわじわとわき出てひろがる。
    1. [初出の実例]「むくむくと血管を無理に越す熱き血が、汗を吹いて総身に煑浸み出はせぬかと感じた」(出典:京に着ける夕(1907)〈夏目漱石〉)
  3. 感情や思いが自然にわき出る。
    1. [初出の実例]「此一二年の間に初めて心の融合ったやうな愛が滲(ニジ)み出(デ)るのが感ぜられたが」(出典彼女少年(1917)〈徳田秋声〉二)

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