流露(読み)リュウロ

デジタル大辞泉 「流露」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ろ〔リウ‐〕【流露】

[名](スル)気持ちなどが外にあらわれ出ること。「切々たる思いの流露した書簡
[類語]現れる発現発露出るにじみ出る出現現れ現出実現発祥再現輩出誕生現前具現顕現体現示現開示出土日の目を見る

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精選版 日本国語大辞典 「流露」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ろリウ‥【流露】

  1. 〘 名詞 〙 流れ出てあらわれること。気持などが残るところなくあらわれること。
    1. [初出の実例]「罔露于吟詠之間」(出典:敬宇文集(1903)〈中村正直〉六・序)
    2. 「其の結論は詩を感情の自然自由の流露にありとする所から」(出典:近代批評の意義(1906)〈島村抱月〉)

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