精選版 日本国語大辞典 「滴瀝」の意味・読み・例文・類語 てき‐れき【滴瀝】 〘 名詞 〙① 水などがしたたり落ちること。また、そのしずく。したたり。[初出の実例]「柳枝露重兮天漿滴瀝」(出典:東海一漚別集(1375頃)観音)「市場を緑蔭の裡に張り、清涼滴瀝、客の蝙蝠傘を湿し」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)[その他の文献]〔拾遺記‐一〇〕② 酒を飲んで乱れること。また、酒宴などでむりに酒を飲ませること。[初出の実例]「五巡後到着者 可レ行二三盃一 〈略〉非二録事一措二手籌一 罰三盃、滴瀝、三遅」(出典:西宮記(969頃)八)[その他の文献]〔色葉字類抄(1177‐81)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「滴瀝」の読み・字形・画数・意味 【滴瀝】てきれき 雫のしたたる音。〔水経注、水〕山下に石門り。(しやう)を夾(さしはさ)みて、峻巖高、皆數百許仞。石門に入りて鍾を得たり。上、素崖壁立す。~凝膏(ぎようかう)下垂、むに冰(ひようせつ)に齊し。津(びしん)細液、瀝として斷えず。字通「滴」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報