日本歴史地名大系 「瀬戸崎浦」の解説
瀬戸崎浦
せとざきうら
瀬戸崎の地名は、浦内にあった
天正一五年(一五八七)五月この地を通った細川幽斎の紀行「九州道の記」に、
とあり、一行は
瀬戸崎浦は日本海沿岸航路の船舶出入港として早くより栄えた地で、慶長一五年(一六一〇)の検地帳でも「瀬戸崎」として記され、総石高一千一九〇石余のうち田は一一町余で一二九石余、畠が一五町余で九一石余、百姓屋敷三〇と少ない代りに浦屋敷一八二で、浦浮役九一二石余が課せられている。漁業村落でもあったわけである。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報