火事息子(読み)かじむすこ

改訂新版 世界大百科事典 「火事息子」の意味・わかりやすい解説

火事息子 (かじむすこ)

落語。原話は《笑の友》(1801・享和1)所収の〈恩愛〉。質屋の息子が火消し人足になって勘当された。質屋の近所で出火し,番頭が蔵の目塗りにまごつくとき,息子が来て手伝った。番頭の機転で親子対面ののち,母親は,息子に黒羽二重の紋付に仙台平の袴をはかせて小僧を供につけるという。父親が〈どこへやる気だ〉と聞くと,〈火事のお蔭で会えましたから,火元へ礼にやりましょう〉。落ちはぶっつけ落ち。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 興津

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む